絵の初心者が一年間描いた結果!こんなに描けるようになりました!! (前編)
『自分自身を信じてみるだけでいい。きっと生きる道が見えてくる。』
―ゲーテ―
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どうもたろXです。30歳から漫画家を目指している者です。
さっそくですが。
絵の初心者のわたしが、約1年間でどれほど描けるようになったのか。
描いた絵を交えながら紹介していきます。
そもそも、何故絵を描くことになったのか?未見の方は、是非こちらから。↓
※2018.1更新(挿絵の一部差替)
目次
- 漫画家になる!!いっちばん最初に描いた絵はこれ
- レベル1で魔王とエンカウント!瞬殺される
- インターネット漁り!「絵 上達 コツ」で検索しまくる。
- レベル上げの方法!とにかく模写をしまくれ!?
- 絶望!!模写すらまだ早かった。― と ○ を描きまくれ!!
- 絵に没頭。ちょっとずつ描くのが楽しく。
- 漫画1ページを模写したり、デッサン教室に行ったり。どんどんレベルが上がりはじめた!?
- 2016年6月!絵の依頼が舞い込む!?
漫画家になる!!いっちばん最初に描いた絵はこれ
早速ですが、下の画像から
今(2017年2月)から約1年前、2016年1月1日。
漫画家を目指すと決めた日に、いきなり描いたものです。
スケッチブックにサインペンで描きました。
・・・・( ˘ω˘ )
くっそ下手だ!!!
なにを隠そう。
無謀にもいきなり漫画を描き始めてしまったのですw
漫画家になろう→漫画描こうってな具合に。四コマ漫画の次は長編に挑戦。
レベル1で魔王とエンカウント!瞬殺される
四コマを描き上げたあと。
つぎは、長編漫画の制作にとりかかりはじめました。
絵や漫画を描くことに関してまったくの無知、道具もマジックやボールペンといったオフィス用品しかない状態で・・・。
その時の様子↓
「よっしゃ。とりあえず、おっさんにバトル漫画とかファンタジーみたいな王道はきついやろ。
さすがに少年ジャンプは卒業やで」
「描くなら現代のヒューマンドラマ!!どうしようもない若者が成長していくような・・・・」
「まずは、キャラづくりや!こういう顔で、髪型はこうや!」
ドン!!!
これがワイの漫画の主人公や!!!!
・・・・。
・・・。
・・・・orz
くっそ下手だ!
絶望。
絵描きレベル1のわたしは、無謀にも、いきなり魔王に挑戦しめでたく瞬殺されたのでありました。
インターネット漁り!「絵 上達 コツ」で検索しまくる。
魔王に瞬殺されたおっさんはちょっと作戦を変えました。
さすがに【ガンガンいこうぜ】は無理がありましたね。
今の時代、なんでもインターネットで手に入ります。
モノでも、情報でも一瞬で手に入る時代!
いい時代になったものだ。
フフフ。
絵がすぐにうまくなる情報なんかも当然でてくる。はず!
「これでわしも漫画家の仲間入りやで!!」
さっそく【絵 上達 コツ】このキーワードで検索をかけました。
出てきたのはこちら
-
うまい絵の模写をたくさんする
-
実物を見ながらひたすらデッサンをする
-
下手でもあきらめずに、死ぬ気で描く
- すぐにうまくなるわけねーだろボケ!!
・・・orz
淡い期待を粉々にくだかれたのでした。当たり前か・・・。
そもそもそんな簡単に絵が描けるようになるなら、みんな絵描きになってるっちゅー話だ。
これを期にコツコツ練習しようと心に決めたのでした・・・。
このとき、これから1年間毎日絵を描くことを決意しました。
レベル上げの方法!とにかく模写をしまくれ!?
絵の上達について情報収集していたなか、多くのインターネットサイトで謳われていたことがありました。
模写の重要性です。
エミネムさんも言っていました。
絵を描くうえで究極の訓練方法。これだけ多くのサイトで紹介されているのだから鉄板なのでしょう。
とにかく、模写を毎日やろうと心に決めました。
模写か・・・。
昔からオリジナルな絵を描くのは好きだったけど、模写は大っ嫌いだったことを思い出しました。こういう人、多いのではないでしょうか。うまく描けたためしがないんだもの。
こちらが最初のころに描いた模写。
だめだ。模写も下手。ほむらちゃん不細工。
というか、線すらまっすぐに引けないではないか・・・。
これまでのわたしなら、確実にここで折れていました。やーめたって。
けれど、不思議と今回は持ちこたえることができたのです。
ここ、結構運命の分かれ道だったと思いますね。
絶望!!模写すらまだ早かった。― と ○ を描きまくれ!!
模写の重要性を謳っているサイトはほんとに多いです。
しかし。
見て描く=簡単 ではまったくないんですよね。
模写は究極に難しい・・・。最近はそう思っています。
ああ、自分は模写すらろくにできないのか・・・
そんなとき、実行したのがこれです。
そうです。線と丸を延々と描きつづける。
延々と・・・。ノート一冊 ○とー で埋め尽くす。めんどくさいだけで簡単そうでしょ?
いやいや、めちゃ難しい。線がゆがむゆがむ。
線すらまっすぐ描けないなんて自分が情けなくなりましたね(;'∀')
ただ、ひたすらに描きました。一心不乱に○と―を描き続ける。
模写と違って、自分の下手な絵を見なくて済む分、精神的には結構楽でしたが。
・・・。
一週間、毎日、描きつづけた結果。
あれ、線、結構まっすぐに引ける!?丸もあまり歪まない!?
そんな折、もう一度模写にチャレンジしてみました
すると、どうでしょう。前よりかは幾分マシに描けるのです。(これマジ)
なんか、ペンが手になじむというか、手がプルプルしないというか。(やってみて)
レベルが1.5くらいになった気がして、すごくうれしかったのを覚えています。
※絵を始めたばかりで、あまりに下手で凹んでる方。是非○と―からスタートしていただきたい※
絵に没頭。ちょっとずつ描くのが楽しく。
それからというもの、模写、線と丸、落書きなどなど、暇さえあれば絵の練習に没頭していきました。
ベルメゾンチャレンジ(生活用品カタログを100カットひたすら模写る)なんてのもやりました。
もちろんhitokakuも参考に。お茶を用意してね。
ほんのちょこっと自信を取り戻し、絵を描く道具や参考書についても意識するように。
そして、とりあえず、お小遣いをはたいて以下を買い揃えました。
・Gぺん ・ケント紙 ・定規各種 ・デッサン用の鉛筆 ・コピック ・参考書 などなど
ハムとすぐに上手くならないは鉄板。
道具を揃え、ますます調子づく自分!これはなんだかいけそうだと思い始めたのでした。
漫画1ページを模写したり、デッサン教室に行ったり。どんどんレベルが上がりはじめた!?
“継続は力”という言葉は本当でした。
あんなに嫌いだった模写も、3~4か月も描いているとこれくらい描けるようになってきました。自分でも成長が嘘みたい。
(まあ、もともとうまかったからな。なんて増長もしてました)
そう、大好きなドラゴンボールを1ページまるまる模写したりするようになったのです。
こうなってくると絵を描くことがめちゃくちゃ楽しい。
「見本を見て描く」ということが上手になってくるとすごく自信がつきます。すっごく絵がうまくなった気がしてくるよ!(元絵がうまいからね)
さらに描き続けることにより、ペンのタッチというか、線が明らかに変わってきます。ペンが走る走る!
Befor After
そんなこんなで、さらに「絵」について興味や関心がでてきて、純粋にもっとうまくなりたい!
そういう思いが強くなってきた頃。(漫画を描くより絵を描きたい時期)
簡単なデッサン教室(カルチャーセンター的なもの)に2週に1回いくようになり、多角度的に絵を学ぶようになってきいきました。
ちなみにデッサン教室ときくと、ひとつの対象に向かってみんな超真剣に描いてる風景を思い浮かべる人も多いはず。こんな感じ。
でも実際は違いました。
デッサン教室といいながら、水彩画を描く人、油絵を描く人、イラストを描く人などさまざま。現にデッサンをやっていたのは私だけでしたw
ただ、先生からきちんとアドバイスや駄目出しはもらえますし、それぞれが真剣に描いているので絵を描く場としては非常に有意義かと思います。
年齢も様々(大学生から60代まで)、男女比はちょっと女性が多いくらい。実力も様々で下手でも別に平気な感じ。よくもわるくも自由に絵を描く感じでしたね。
※本音はもうちょっとガチな感じがよかった※
ちなみに、デッサンは苦手ですw
2016年6月!絵の依頼が舞い込む!?
絵の練習に明け暮れ、気づけば2016年も6月に。そんなある日のこと。
義理の母がある日、こういう依頼を持ってきました。
知り合いの孫の、1歳の誕生日記念に絵を描いてくれない?というもの。
あなた、最近、絵めっちゃ描いてるからいけるでしょ?的な感じで。
ちょ!まじかよ。
人に絵なんて描いたことねーよ!!家族ならまだしも、他人様になんて無理だよ!
内心そう思いながらも、
これは大きく成長するチャンスなんじゃないか?
同時にそう思いました。
どこかのサイトでは絵の上達の一番の近道は人に見せることって謳われていましたし。
期待と不安が入り混じるなか、人生で初めて、人に贈るための絵を描くことを心に決め、
さっそく、「義母の知り合いの孫君1歳記念イラスト」にとりかかったのでした。
これまでが練習期間だとすると、はじめての本番という感じか!
絵の練習は結構してきたものの、本格的に作品を描くというのは初めての経験・・・。
すべて自分で考えなくてはならない。
6月生まれ。1歳の誕生日。その子の性格。
などなど
これらを考えながらコンセプトとかテーマを決めて、絵を描いていく。
・・・。難しい。模写とはまったく違う。しんどい。
途中投げ出しそうになりながらも、なんとかかんとか、下絵が完成。
ここからは、色を付けていくわけですが、昔っから色塗りがほんとに苦手でした。手元にあるのは、コピックと色鉛筆とポスターカラー。
で、慣れない色塗りに苦戦しながらなんとか進めていく。
・・・・。
仕事が終わってから、夜中まで描くこと、1週間くらい?。
全身全霊を込めた絵がこちら。わたしの処女作が完成しました。
いかがでしょうか。
実は自分では結構気にいっています。ちなみに色々自分なりに絵のコンセプトがありまして。
・呉服屋のお孫さんなので和服に。
・一歳なのでお餅を背負っている。
・菊の花は、見守ってくれる家族を表している。
・荒波はこれからの人生を表している。(いいことばかりではなく、つらいこともあるという意)
・波の後ろの毬。毬はまるまると大きくなるという意味があるらしく、荒波を超えて大きく成長してくださいという思い。
・後ろの太陽は、未来は明るいよという希望。
などなど。
で、義母から、その方にイラストを渡した結果、
めっちゃくちゃ、喜んでくれたそうな。
しかも、報酬として¥5000をいただくことができました!
これは、もう、なんというか、率直に、感動しましたね。
レベル1だったあのころ、丸と線ばかり描いてた日、
ほんの数か月しか絵に打ち込んではいないけれど、ほんとにあきらめずに頑張ってよかったなあと思いましたね。
その後、ほんのちょこっとだけ、身内のまわりでその絵が評判を呼びまして、数件ですが、絵の依頼がつづきました。
ありがたい。
・・・。
というわけで、
ここまでが大体2016.1.~6月くらいとなります。かなりざっぐりとですがどのような取り組みをしてきたのか、わかっていただけましたでしょうか。
長くなりましたので、続きは別の記事に。
ここまで読んでいただきほんとにありがとうございました!
後編(2016.7~2017.1)につづきます!!
是非是非コメントなんかも頂けると、大変うれしいです!!
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