2ページ漫画2作目!「ファンタジー×スポーツ」を全力で描きました!
みなさま、こんにちは。30代から漫画家に!たろX(たろっくす)です。
前回から行っている、「2×5チャレンジ!」の第2作目!!
実戦形式の練習として、2ページ漫画を描いてみたよ!
目次
- まずは、出来はどうか、見ていただきたい
- まず、わからなかったのは、ファンタジーとSFの違い
- 話を考える。たった2ページでも難しい。
- ネームをもとに下絵を作成!
- ペン入れ!!集中力が肝
- 最後に反省会を。
まずは、出来はどうか、見ていただきたい
今回のテーマは、「ファンタジー×スポーツ」ということで。
んー、難しかった・・・。
2ページでスポーツかあ・・・。ファンタジーって読むのは楽しいけど考えるのは・・。
などなど、苦戦の連続でした。
まあ、とりあえず、完成原稿を見てください!
どん!
はい!
いかがでしょうか。
・・・。
まずは、自分の感想を一言で。
「なんか、うまくなってね!?」です。
というか、焦らずじっくりと描くことや、わからなかったら調べて描くといったことに慣れてきた気がします。結果、ちょっとずつですが、クオリティの向上につながっているのかなと。
まあ、ダメな点は多々ありますが、それは後ほど。
きっちりとダメ出しを・・・。
では、ここからは、作成過程の振り返りをしていきたいと思います。興味がある方は、是非是非、続きをどうぞ!
まず、わからなかったのは、ファンタジーとSFの違い
ファンタジーってよく聞くけど定義はなに?SFとの違いって?
そもそもこれがわかりませんでしたw
まあ、これは、ググればすぐに答えはでてきたのですが。超ざっくりいうとこんな感じらしいです。
<ファンタジー>
なんでもありの世界。ドラゴンだから空を飛べる!とか魔法使いだから魔法が使えるとか。理屈はいらない。まあ、ドラクエですね。ホイミ使うと傷が治るよ!みたいなね。
<SF>
なんでもありっちゃありだけど、起こる事象や超常現象的なものには物理的な法則が存在する。Aということが起きるのはこういった理由があるからだ、という明確な設定があるもの。まあ、その理論事体はめちゃくちゃでいいんだろうけど。
となると、ドラえもんはSFになるのかな。秘密道具を使う時、何故こうなるのかって説明が結構ありますしね。ドラえもんがどら焼きを好きな理由も、エネルギー効率がいいとかあった気が。
まあ、一概にはこうとは言えないみたいですが、自分はこのように捉えることにしました。
深く考えない!(間違ってたらごめんない。)
だから、今回はファンタジーなんで、なんでもありなわけだ!
・・・。
余計悩むわ!
話を考える。たった2ページでも難しい。
なんでもありってことは、自由に設定を作れるわけだけれども。
すごく難しい。
それこそ、現代ものだったらストーリーとキャラさえ考えればいいところ、 ファンタジーは、世界観から作らなきゃいけない。
これがなかなか厄介。(ただ、これがファンタジー作りの醍醐味というか、面白いところでもあり。)
さらに、今回はスポーツという縛りが・・。
所詮2ページ、されど2ページということで、設定を色々考えてみました。
-
科学は発達しておらず、魔法がその代わりを担っている。わりと平和。
-
簡単にいえばFF初期シリーズ。西洋色が強いイメージ。
-
ドラゴンや怪鳥をペットとして普通に飼う。(犬猫感覚)
-
ドラゴンや怪鳥に乗って空を飛びながら行う、サッカーみたいなスポーツが流行り。ハリポタのクィディッチ?ぽく。(競技名は、魔法×サッカーで、「マッカ―」でいいやw)
-
マッカ―にはJリーグのようなプロリーグがある。
-
今回はその優勝決定戦的なもの。(チーム名は、・・・面倒だから赤チームと黒チームでいいや)
こんな感じでざっくりとした世界観と設定を作りました。厳密にはもうちょっと細かいですが。設定もある程度、絵にします。
次は、実際のお話づくりということで、まずはネームを作成。
※ちなみに、前回の反省も踏まえ、ネーム→下絵→清書ときっちり段階を踏みました。
ネーム↓
とりあえずコマ割りと、ストーリー、アングルみたいなものがわかればOKかなと。
マッカ―の決勝戦、赤チームのエースストライカーたけしが、勝負を決するシュートをする場面。
で、黒チームのキーパーが魔法陣を展開し、決まるのか!?みたいな。
ドラゴンの後ろ姿を俯瞰っぽい視点でとか、すごい勢いで投げられた球とか、頭で考えつつ紙に描きつつという感じでした。
※ネーム大賞に出すやつは、もうちょっと描きこんだ方がいいのかな。
もちろん、このあと、これをもとに原稿用紙に下絵を描きます。
プロの人なんかは、こんな殴り描き状態の上から、いきなりペン入れして仕上げちゃうって場合もあるんだとか。恐るべし・・。
ネームをもとに下絵を作成!
で、さきほどのネームをもとにペン入れのための下絵を作成。この作業は大好き。消しゴムで消せるってのは最高w
で、完成した下絵がこちら。ペン入れに自信がないので、細かいところまできっちり描く派ですw
ちなみに、投げる人のポーズとかは、こんな感じで何度も練習して描いてます。
で、いよいよペン入れだ!!
ペン入れ!!集中力が肝
なんかね。ちょっとだけ慣れてきました。ペン入れ。
原稿用紙が汚れない!うれしい!
しかも、下絵の狂いとかを修正しつつ、考えながらペン入れできるようになってきた。ちょっとだけね。
どんどん漫画が仕上がっていく感覚は病みつきに。
↓この辺りまでくると、早く公開したいなあって感じで、雑になってくるw
で、セリフとか、トーンとかちょこちょこ仕上げをして、完成!!
いやあ、下絵描き始めから換算して10時間以上はかかったかなあと。
お話作りからだともっとかかっていますね。
最後に反省会を。
<描いてみた感想>
-
ファンタジー×スポーツということで最初難しかったけど、描き始めるとめちゃくちゃ楽しかった。
-
現代物を描く場合と、使う頭が全然違う感じ。服装から何から色々創作しないといけない。
-
スポーツ漫画は数多くあるけど、描くのは相当難しいと思う。描いている先生方、尊敬!
-
効果線を描くのにだいぶ慣れてきた。スピード線は描いていて気持ちがいい。
-
疲れた。
<良かった点>
-
原稿用紙がきれい。(汚れずに描けるようになってきた。)
-
描き慣れないアングルを意識的に描いてみた。俯瞰。
-
迫力を出す工夫をした。効果線とか描き文字とか。
-
実況者がお気に入り。
-
セリフの入れ方を工夫。写植ってやつをやってみた。(今度記事にしようかな)
<苦労した点・ダメな点・課題>
-
キーパーの魔法陣がしょぼい。もっとボワーンとした演出にしたかった。伝わりづらいかw
-
スタジアムと人物の比率とかを考えていないwなんとなくで描いた。
-
ドラゴンがダサい。
-
1ページ目大ゴマの集中線が下手。
-
白と黒のバランスが微妙。ドラゴンを黒っぽくした方がよいのか。
-
衣装が適当。
-
描き文字について、以前の記事の定義があまり役に立っていないw
-
へたks
-
挙げたらキリがない
とまあ、こんな感じでした。
前回の「学園×ギャグ」よりも、楽しんで描けた印象が強いです。漫画描くの楽しい!
課題もたくさんだけど、今回の作品、わりとうまく描けたかなと。
以上!
次回は、第3作目「SF × 恋愛」!!どうなるのかw
次回 も頑張ります!
では、また!
マンガのマンガ 初心者のためのマンガの描き方ガイド コマ割りの基礎編
- 作者: かとうひろし
- 出版社/メーカー: 銀杏社
- 発売日: 2014/04/23
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る