スクリーントーンを初めて使ってみた結果。まさに魔法!?トーンは下手くその味方!
こんにちは。特撮大好き、初恋はアンヌ隊員たろX(たろっくす)です。
最近、描き文字・効果線について練習して、ちょこっと漫画家感が出てきたかなというわたくし(自信家)。最近髭も剃っていません。
そんな中、次に取り組んだのは、「トーン貼り」です。
目次:
- お馴染み。まずは、「トーン」とは何かを調べてみた!からどうぞ。
- スクリーントーンの種類はざっと数百種類!?どれを買えばいいの??
- さっそく、トーン買ってみた。からの、貼ってみた。
- 最後に。トーン初めて使ってみた感想。
お馴染み。まずは、「トーン」とは何かを調べてみた!からどうぞ。
日ごろ、漫画を読んでいて疑問に思うことの一つ・・・。
赤い髪の色・暗い夜の雰囲気・スカートのチェック模様はどうやって描いているのだろうか。
こういうの↓
何か特殊なことをやっているんだろうな。ずるい!
無知なわたくし。はっきりした正体は知りませんでした。ほんとに漫画家目指してんのかw!
・・・。
インターネット検索だ!
検索の結果、すぐに答えが。
実はこれら、
「スクリーントーン」というシール状の薄いシートだったのです。「トーン」というのが一般的。
とどのつまり、描いた絵の上に模様のついた薄いシールが貼ってあるということか!ビックリ!!
模様をつけたい部分に、トーンをペタッと貼って、カッターで切り抜いて形を整える。
↓こんな感じ。
こうなる。
これが、桜木花道の髪色の正体ですな。
しかも、簡単に手に入るみたい。
うーむ、買うしかあるまい。
スクリーントーンの種類はざっと数百種類!?どれを買えばいいの??
漫画の演出の幅が劇的に広がる「トーン」。これは早速買って試さねば!イソイソ
まてまて焦るな。まだ慌てるような時間じゃない。
購入する前に、どんなものがあるのか、最低限下調べだ!というわけで、調べて大分類表を作成。
トーン大分類表↓
主要?っぽいものを見繕っても7種類。他にも、CG・転写・カラーなど色々あるらしい。
①~⑦それぞれに何十何百?と種類があるので、全体にすると、そりゃあもう膨大な種類が・・・
※ちなみに、⑦のホワイトっていうのは、通常のスクリーントーンは透明なフィルムに黒インクで印刷されているところ、白インクで印刷されている。既に黒インクで描画された絵の上や、比較的濃い通常のトーンの上に貼って用いる。通常のトーンよりも種類は少ない。とのこと。
うーん・・・。
いきなりすべてを購入して、使うのは現実的じゃない・・。
というか、金銭的にも無理!
とりあえず、スクリーントーンの大定番、「①アミ」か「②グラデ」だけにしておこう。
ちなみに桜木花道の頭も、「アミ」が貼ってあります。
というわけで、今回はその2つに絞って使ってみることに。
さっそく、トーン買ってみた。からの、貼ってみた。
まあ、色々考えていてもしかたがないので、とりあえず文房具屋で「①アミ」と「②グラデ」のトーン計8枚を買ってきました。
どん!
1・アミ SE-1 27.5L10% 2・アミ SE-3 27.5L 30%
3・アミ SE-10 30L5% 4・アミ SE-4 50L 30%
5・アミ SE-62 60L20% 6・グラデ SE-158
7・グラデ SE-97 8・グラデ SE-1189
深く考えず、とりあえずパッと見で買いました。一枚300円弱。計2500円。大きさはB4。
※アミトーンに表記されている、30L5%といった数字の意味は水玉の大きさとか数を表すもの。漫画家さんがよく使うのは、60Lらしい。(印刷の関係だとか)
買ってきたあと、詳しく調べましたので、別記事で書きます。買う前に調べろよ!w
とりあえず、使ってみようということで、トーンを貼るための絵を描くぞ!
トーンについて調べている最中、トーン貼るならこの絵だ!っていうのが実は、思い浮かんでおりました。
それはウルトラマン!!
なぜか。
シンプルなフォルム。ゴテゴテ装飾がなくて、トーンが貼りやすそう。
わかりやすいツートンカラー!銀と赤の2色だから、簡単そう。
以上!!
ちゃちゃちゃっと描こう。
左が下書き、右がペン入れ後。
さあ、ここからが本番。いよいよトーンを貼っていきます。
まずは、腰から太ももの赤い部分に貼ってみる。わくわく。使うのは「SE-43 50L30%」ってやつ。
トーンを下絵にかぶせて、適度な大きさに切り抜き。ペタッと貼って形に添ってさらに切り抜き。こんな要領で、胸とか肘のラインにもトーンを貼っていきます。
うひょー。いい感じだぜ! 膝の部分は忘れてましたw
いやあ。
トーン・・。めちゃくちゃ楽しい。
やる前はすごい面倒くさかったけど。思ったよりも随分簡単で、しかもいい感じになる。
楽しくなったから、背景も描いてしまえ!
ペン入れして、背景にもトーン貼り。試行錯誤でなんとかかんとか。
初トーン貼絵 完成!!
いやあ、トーン恐るべし。
へたくそな絵でも、なんか、雰囲気が出ちゃいます。これはやばい。
やばいついでに、ほかのトーンも使ってやろうということで。女性とじーさん。
左:SE-1189 右:SE-973
微妙な女の子も、こういった背景があると、なんとなくかわいく見えるね。
最後に。トーン初めて使ってみた感想。
今回、トーンを初めて使ってみたわけですが、簡単に所感を。
・一枚300円弱、大きさはB4。使ってるとすぐになくなりますw ただし、使った効果は絶大。へたくそな絵でも雰囲気がでます。ただ、値段が値段なので、費用対効果は一概にはいえません。
・使うのは思っていたより簡単。使う前はすごく敷居が高そうに感じていたけど、実際は違いました。
・使いすぎは危険かも。トーンに頼り切ってしまうと、画力に影響を与えそう。手描きで表現できそうなら極力頑張るべき?
・トーンの使い方にもいろんな技術があるらしいので、少しずつでも極めていきたい。削ったり、重ねたり。
・一番大事だなと思ったのは、なんでも面倒くさがらず、やってみるということ。
・・・。
今回の記事はこんな感じで終了。
ここ最近で、描き文字、効果線、トーンの練習をしたわけですが…。
肝心の漫画を描いていないことにジレンマと焦りが。
というわけで、練習した技術を活かしながらの短編漫画を描きます!!
そこで、課題を見つけて練習→また漫画描く→課題を見つける
っていうサイクルが理想かなと。
次回は、描いた漫画紹介の記事となるよう頑張ります!