たろXの『下手なら描かねば!』

ガチの素人、30歳から漫画家を目指し始めたおっさんの現在進行形型リアルドキュメント。果たして夢は果たせるのか!?

スクリーントーンを初めて使ってみた結果。まさに魔法!?トーンは下手くその味方!

こんにちは。特撮大好き、初恋はアンヌ隊員たろX(たろっくす)です。

  

最近、描き文字・効果線について練習して、ちょこっと漫画家感が出てきたかなというわたくし(自信家)。最近髭も剃っていません。

  

そんな中、次に取り組んだのは、「トーン貼り」です。

f:id:taro-x:20170315001216j:plain

目次:

 

お馴染み。まずは、「トーン」とは何かを調べてみた!からどうぞ。

 日ごろ、漫画を読んでいて疑問に思うことの一つ・・・。

 

赤い髪の色・暗い夜の雰囲気・スカートのチェック模様はどうやって描いているのだろうか。

 

こういうの↓         

f:id:taro-x:20170314201834j:plain

 

何か特殊なことをやっているんだろうな。ずるい!

無知なわたくし。はっきりした正体は知りませんでした。ほんとに漫画家目指してんのかw!

 

・・・。  

インターネット検索だ!

 

検索の結果、すぐに答えが。

 

実はこれら、

 

スクリーントーン」というシール状の薄いシートだったのです。「トーン」というのが一般的。

 

とどのつまり、描いた絵の上に模様のついた薄いシールが貼ってあるということか!ビックリ!!

模様をつけたい部分に、トーンをペタッと貼って、カッターで切り抜いて形を整える。

 

↓こんな感じ。

f:id:taro-x:20170326124111j:plain

 

こうなる。f:id:taro-x:20170326122130j:plain

これが、桜木花道の髪色の正体ですな。

 

 

しかも、簡単に手に入るみたい。

デリーター スクリーン SE-61n 2枚セット

デリーター スクリーン SE-61n 2枚セット

 

 

うーむ、買うしかあるまい。

 

 

スクリーントーンの種類はざっと数百種類!?どれを買えばいいの??

 

漫画の演出の幅が劇的に広がる「トーン」。これは早速買って試さねば!イソイソ

 

まてまて焦るな。まだ慌てるような時間じゃない。

 

 

購入する前に、どんなものがあるのか、最低限下調べだ!というわけで、調べて大分類表を作成。

 

 

トーン大分類表↓

 

 

主要?っぽいものを見繕っても7種類。他にも、CG・転写・カラーなど色々あるらしい。

①~⑦それぞれに何十何百?と種類があるので、全体にすると、そりゃあもう膨大な種類が・・・

 

 ※ちなみに、⑦のホワイトっていうのは、通常のスクリーントーンは透明なフィルムに黒インクで印刷されているところ、白インクで印刷されている。既に黒インクで描画された絵の上や、比較的濃い通常のトーンの上に貼って用いる。通常のトーンよりも種類は少ない。とのこと。

 

 

うーん・・・。

 

いきなりすべてを購入して、使うのは現実的じゃない・・。

というか、金銭的にも無理!

 

とりあえず、スクリーントーンの大定番、「①アミ」か「②グラデ」だけにしておこう。

ちなみに桜木花道の頭も、「アミ」が貼ってあります。

 

というわけで、今回はその2つに絞って使ってみることに。

 

さっそく、トーン買ってみた。からの、貼ってみた。

 

まあ、色々考えていてもしかたがないので、とりあえず文房具屋で「①アミ」と「②グラデ」のトーン計8枚を買ってきました。

 

どん!

f:id:taro-x:20170314220825j:plain

1・アミ SE-1  27.5L10%   2・アミ SE-3  27.5L   30%

3・アミ SE-10  30L5%       4・アミ SE-4   50L    30%

5・アミ SE-62  60L20%   6・グラデ SE-158             

7・グラデ SE-97        8・グラデ SE-1189             

 

深く考えず、とりあえずパッと見で買いました。一枚300円弱。計2500円。大きさはB4。

 

※アミトーンに表記されている、30L5%といった数字の意味は水玉の大きさとか数を表すもの。漫画家さんがよく使うのは、60Lらしい。(印刷の関係だとか)

買ってきたあと、詳しく調べましたので、別記事で書きます。買う前に調べろよ!w

 

 

とりあえず、使ってみようということで、トーンを貼るための絵を描くぞ!

 

トーンについて調べている最中、トーン貼るならこの絵だ!っていうのが実は、思い浮かんでおりました。

 

 

それはウルトラマン!!

 

なぜか。

 

 

シンプルなフォルム。ゴテゴテ装飾がなくて、トーンが貼りやすそう。

わかりやすいツートンカラー!銀と赤の2色だから、簡単そう。

 

 

以上!!

 

 

ちゃちゃちゃっと描こう。

左が下書き、右がペン入れ後。

f:id:taro-x:20170314223542j:plain

 

 

 

 

さあ、ここからが本番。いよいよトーンを貼っていきます。

まずは、腰から太ももの赤い部分に貼ってみる。わくわく。使うのは「SE-43 50L30%」ってやつ。

f:id:taro-x:20170314223713j:plain

トーンを下絵にかぶせて、適度な大きさに切り抜き。ペタッと貼って形に添ってさらに切り抜き。こんな要領で、胸とか肘のラインにもトーンを貼っていきます。

 

 

 

うひょー。いい感じだぜ! 膝の部分は忘れてましたw

f:id:taro-x:20170314224218j:plain

 

 

 

いやあ。

 

トーン・・。めちゃくちゃ楽しい。

やる前はすごい面倒くさかったけど。思ったよりも随分簡単で、しかもいい感じになる。

 

 

楽しくなったから、背景も描いてしまえ!

f:id:taro-x:20170314225958j:plain

  ペン入れして、背景にもトーン貼り。試行錯誤でなんとかかんとか。

 

 

 

トーン貼絵 完成!!

f:id:taro-x:20170314230332j:plain

いやあ、トーン恐るべし。

へたくそな絵でも、なんか、雰囲気が出ちゃいます。これはやばい。

 

 

 

やばいついでに、ほかのトーンも使ってやろうということで。女性とじーさん。

左:SE-1189 右:SE-973 

f:id:taro-x:20170314231318j:plain

 

微妙な女の子も、こういった背景があると、なんとなくかわいく見えるね。

 

 

最後に。トーン初めて使ってみた感想。

今回、トーンを初めて使ってみたわけですが、簡単に所感を。

 

・一枚300円弱、大きさはB4。使ってるとすぐになくなりますw ただし、使った効果は絶大。へたくそな絵でも雰囲気がでます。ただ、値段が値段なので、費用対効果は一概にはいえません。

 

・使うのは思っていたより簡単。使う前はすごく敷居が高そうに感じていたけど、実際は違いました。

 

・使いすぎは危険かも。トーンに頼り切ってしまうと、画力に影響を与えそう。手描きで表現できそうなら極力頑張るべき?

 

トーンの使い方にもいろんな技術があるらしいので、少しずつでも極めていきたい。削ったり、重ねたり。

 

・一番大事だなと思ったのは、なんでも面倒くさがらず、やってみるということ。

 

 

・・・。 

 

 

今回の記事はこんな感じで終了。

 

 

ここ最近で、描き文字、効果線、トーンの練習をしたわけですが…。

肝心の漫画を描いていないことにジレンマと焦りが。

 

というわけで、練習した技術を活かしながらの短編漫画を描きます!!

 

そこで、課題を見つけて練習→また漫画描く→課題を見つける

 

っていうサイクルが理想かなと。

 

次回は、描いた漫画紹介の記事となるよう頑張ります!