『マンガ on web』主催!!第9回ネーム大賞への応募を宣言します!
こんにちは。休みの日は基本上下スウェットのたろXです。
漫画の練習に奮闘するなか、あるニュースが飛び込んできました。
なんと
『第9回ネーム大賞』の開催が決定いたしました!!
ネーム大賞とは=ネーム段階で応募できる漫画の賞レース!!
・ネーム大賞とはなにか。
「マンガ on web」という 誰でも漫画を投稿・公開することができるサイトがあります。しかもどの作品もすべて無料で閲覧可能というスペシャルな漫画サイト。
※ちなみにサイトURLはこちら→ http://mangaonweb.com/
そして、その「マンガ on web」が主催する漫画賞レースがあります。それが「ネーム大賞」なのです。
・ネーム大賞の特徴
漫画を1作品描き上げるには、相当の時間と労力が必要となります。
①話の根幹づくり(ストーリー・キャラ)
②話を詳細まで作り、紙にざっくり描く(コマ割り、セリフなど=ネーム)
③下絵を描く(ネームをもとに、実際の原稿用紙にきっちり下絵を描く)
※これをネームという人もいる。さらに、下絵を描かないで、いきなり②からペン入れするという人も。
④清書する(③の上からペンでなぞる)
⑤仕上げをする(修正、加筆、各種演出、ベタ、ホワイトなどなど)
ざっっっくりいってもこんなに作業があるのです。(ちなみにアナログの場合ですよ。)
もちろん、それぞれ漫画の描き方に個人差はあるのですが。
この作業の中でも、④と⑤は特に時間がかかります。
※ただ、漫画を描く上で、一番つらいのは①と②でしょうな。
で、「ネーム大賞」のはなし。
この賞レース、②の段階で投稿することができるのです!!つまり、ペン入れや仕上げなんかをしなくてもOK!
※ネームってこんな感じかな
つまり、
漫画を応募したいけど、忙しくてとても描き上げることができない!なんていう社会人・主婦・学生の方や、本格的に漫画なんて描いたことないけど応募してみたいっていう初心者(わたしのような)の方でも気軽に参加できちゃうのです!
本当に誰でも参加できるので、プロ・アマ・大人・子供問わずいろんな作品が応募されるようです。
しかも、大賞に輝いた作者には、50万円が贈呈されるらしい(ゴクリ)
これはもうやるっきゃないでしょ!
ここで宣言しておきます。
わたくし、第9回ネーム大賞に 応募します!!
ちなみに、応募方法が閲覧可能なWeb上にアップするというものなので、皆様にもすぐに読んでいただくことができます(ドキドキ)
応募受付は2017年4月1日~6月30まで!
この世に生を得るは、事を為すにあり!!!
やってやるぞーーー!
集中線にスピード線!!効果線を使えば、迫力や躍動感がUP!?
みなさんこんにちは。
30歳から漫画家目指して奮闘中。ハンバーガー大好きたろX(たろっくす)です。
前回、「描き文字」の練習についての記事を書きました。
当たり前ですが、ほかにも習得すべき漫画のスキルはたくさんあります。(多すぎ!)
それらを一つずつ習得していくことが、結果、漫画上達への近道ではないかと考えております。(かわいい女の子ばかり描いてても、漫画は描けねーぞってこと)
急がば回れです。
そんなわけで、最近練習していたお題は、「効果線」です!
目次
効果線ってなに?とりあえず描いてみた。
さっそく、今回のテーマ「効果線」について。
そもそも、それって何なのよ?という方もいるかと思います。私もそうでした・・。
実際描いてみるのが一番早い!
てなわけで、インターネットで調べた知識と、手元にある漫画をもとに、練習がてら描いてみました。
・集中線
漫画の中で、一番目にするものじゃないでしょうか。コマに迫力が出る!あるとないとでは大違い。弱いモンスターでも効果線をつければラスボスより強そうに見えない?
・スピード線(へたくそですいませんw)
キャラや物が動いている様子を表現するためのもの。スポーツ漫画やバトル漫画なんかは、スピード線で動きを表現するのが基本。スポーツカーよりカブのが速そう!
集中線とスピード線。この2つは馴染みがあって、とっつきやすかったです。
・カケアミ
擬似的に濃淡をつける手法。結構めんどくさい。(画像右の要領で、埋め尽くしていくとグラデーションができる)
現在はスクリーントーンがあるため、あまり使われていないらしい?ただ、独特の味があり、よく見ると色々な漫画で使われている。派生技もたくさん。
・カケナワ
上のカケアミの親戚。これまためんどくさい。(画像右のように短い線を繋げていく)
禍々しい雰囲気がでて、結構好き。
これらが代表的な効果線といわれるもの。(他にもまだまだあるよ。)
※注意して見ると、カケナワなんかも、結構色々な漫画に使われてます。↓
個人的に「HUNTER×HUNTER」は効果線のテクニックが多いと思いました。そりゃ休載が多くなるわけだ!!
とりあえず量をこなせ!色々描いてみました!
こういったテクニック全般にいえること。それは、「習うより、慣れろ!!」
・・・。
ですよね。
上で挙げたテクニックを試行錯誤をかさね反復練習してみました。その一部をご覧ください。
<思ったことや気づいたこと>
・下手なりにでも、効果線をつけると漫画っぽくなる。
・慣れないうちは原稿用紙がめちゃくちゃ汚れる。 定規や手にいつの間にかインクが・・・。
・定規の使い方が肝。画鋲を中心に刺す方法は、個人的にやりづらかった。
・根気と集中力勝負。眠い時や疲れているときは避けるべき。
・デジタルの場合、かなりのスピードで効果線を引けるらしい?
・天津飯を初めて描いた。
集中線の上級テクニック、『ベタフラッシュ』も練習してみました。
慣れるまでは相当難しい。序盤は、進行方向と反対に定規が動いて、滲んで終了ばかりでした。
ああー、ただ、線を引くだけなのに相当な疲れ。漫画の1コマなんて、読むのは一瞬なのに、描くのは相当な時間がかかることが身に沁みました。漫画家ってほんと凄い…。
ほんのちょこっとだけ、漫画を描いてみたよ。
効果線の練習の成果を試すため、2ページですが、漫画を描いてみました。効果線といえばバトル漫画ですので、一応バトル漫画です。
へったくそですが、相当時間かかりました・・・。ただ、こうやって描き続けることが大事だ 涙
で、タイトルの通りですが、集中線とスピード線を描きこむことで、動きに迫力や躍動感が出ることが実感できました!この収穫はでかいですね。
とりあえず、効果線はこのへんにして。
次のスキルの練習に移りたいと思います。ちなみに次は『トーン貼り』をやってみるつもりです。
また次回!さようなら。
ちなみに今回使ったペンや道具はこちら。
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『ドン!!』 表現の幅は無限大!描き文字を極めよ (後編) 『ゴゴゴゴ・・・』
行為する者にとって、行為せざる者は
最も過酷な批判者である。
―福沢 諭吉―
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みなさんこんにちは。
30歳から漫画家をめざしている男、たろX(たろっくす)です。
「描き文字」について練習・考察しましたので、その取り組みをご紹介します。
ちなみに、こちらは後編です!前回記事はこちらから。
目次
- 「描き文字」を徹底解剖!表現の幅は無限大だ!!
- ちょっと実験。描き文字を変えると、印象も変わる?
- 迷った時にはこれ!「描き文字」スクラップブック。
- 漫画のスキルは他にもたくさん!恐れず立ち向かいます!
「描き文字」を徹底解剖!表現の幅は無限大だ!!
前回、ジャンプ、ヤンマガ、ビッグコミックの各漫画の「描き文字」を数えたことを記事にしました。
で、色んな漫画の「描き文字」を数えている際に、考えていたこと。
それは、
「描き文字」って、
ざっくりと大きく分けて次の二つに分けれられるなあと。
① 実際に聞こえる音
・ドアを閉める「バタン」 ・そばをすする「ズルズル」
・つばぜり合い「キンッ!カキン!」 ・殴る「ドガッ」「バキッ」
・レーザーを打つ「ビキュン」
などなど
② 周りの雰囲気、物の状態、キャラの心象を表す
・輝いている「キラキラ」 ・暗い「どよ~ん」
・照れる「カ~ッ」 ・ライトが光る「ピカッ」
・怒りに震える「わなわな」・だらだらする「ダラ~」
などなど
それぞれ、同じ描き文字でも、描く上でのポイントが若干違っている気がします。
まずは、①実際に聞こえる音 を描き文字で表す場合の自分なりのポイントをまとめてみました。
・音の大きさ による描き分け
音が大きいほど、描き文字は大きくなる。(左=大きい 右=小さい)
つまり、音の大きさ=描き文字の大きさ
・音の高低 による描き分け
音が高いほど、描き文字の角が鋭くなる(左=高い 右=低い)
音の高低=エッジの鋭さ
・音の重量 による描き分け
音が重いほど、描き文字の色が濃くなる。(左=重 右=軽)
音の重さ=色の濃さ(中間色はトーンなど駆使しよう)
こんな感じで。
これを色々組み合わせれば、実際に聞こえる音の描き文字は結構描きやすいし、表現の幅が広がりそうかも。
もっと突き詰めれば、
音の大きさ、高低、重量を1~5くらいにレベル分けして、表にしておくと、便利。
大きさ3・高さ2・重量2 だったらこんなフォルムみたいに。
ただ、ほかにも
機械音ならノイズっぽく線をガタガタにするとか、風の音なら線をとぎれとぎれにさせたりと、オリジナリティを出す工夫も必要ですね。
普段から頭の中で、周りの音を「描き文字」にしてみて、メモ帳などに描いてみようと思います。
次に、
②周りの雰囲気、物の状態、キャラの心象を表す描き文字のポイントを考えてみました。
こちらは、①に比べて結構複雑。
と、いうのも、①のようにセオリーが見つけづらい。体系立てるのが難解というか面倒だなあと・・・。
場面の雰囲気、物の状態、キャラの心象にあわせて、感覚で適したものを選ぶのがいいかと。
たとえばライトが光る状態を「ピカッ」と描き文字で表すとして、
・大きく、鋭く描くと、非常に明るく目に刺さるような光となるし、
・小さく、丸く描くと、普通の明るさの、目に優しい光。
こんな感じになりません?
新キャラが登場したときの「ドン!!」ってやつを、
・大きく、黒く描くと、重要キャラ感・威厳などが出る
・小さく、白く描くと、小物感が出るとか。※小物感てなに?
とりあえず、②は色々漫画を見たり、描きまくって感覚を養うことが特に重要だと思います。(丸投げ)
慣れだ慣れ!
とりあえず、思いつくものを描きなぐりました。
いや、難しい。
・・・。
難しい。
ちょっと実験。描き文字を変えると、印象も変わる?
描き文字分析も煮詰まってきましたので、練習も兼ね、ちょっと実験をしてみました。
今回、描き文字を数えたワンピースの1コマを使って。
左が実際のコマを模写したもの。右が描き文字を変えて模写したもの。
(アナログ人間なので、PCに原画を取り込んで文字だけ変更とかできなかったので、2パターン描きました・・。こういう時デジ絵だと便利なんだろな。)
手前のキャラが、奥の女の子に向かって皿を分投げるシーン。
この「ビュン!!!」って描き文字ですが、ものを投げた時に空気を切る音で、実際に聴こえますね。
・左の特徴は、字体が丸い。ベタ塗り。
字が黒いため、皿の重さや硬さが出ています。当たったら痛そうだなって感じもしますね。丸いけどエッジもきつく、空を切る音が高め、重いものが物凄い速さで投げられている感が出ています。
・右の特徴は、字体が四角い。白抜き。
右は白抜きのため、字に重量感がなく、軽く感じます。文字も角ばっているため、空を切る音も低く、スピード感がいまいち出ていません。
ん~、
そんな気がしましたw
実験終了。
迷った時にはこれ!「描き文字」スクラップブック。
描き文字だけに注目して漫画をみていると、それぞれの作家さんにより、描き文字にも特徴があり、無限に幅があることに気がつきました。
ほんとに個性がでている。絵以外でも個性はだせるんだなあと。
しみじみ。
そこで、一つ名案が浮かびました。
気に入ったもの、マネしたい描き文字をドンドン切抜きし、スクラップブックを
作っちゃえということです。
なんか、こう、○○の雰囲気を出したいんだけど、どんな描き文字にしようか悩む・・・。なんてときに、非常に便利かなと。
そのまま描き移すのではなく、あくまでもインスピレーションを働かせるアイテムとして。
さっそく実践してみました。
作者はどのような意図を持ってこの描き文字にしたのかを、自分なりに想像して描きこむことが重要。
この一撃はすごく、ダメージが大きいからうんたらかんたら。
読者の目線が、右から左に流れているので、それにあわせて。
こんな感じで、事細かく記載していこうと思います。
これからも、どんどん気に入ったものがあったらスクラップして、充実させていこうと思います。
これは今後役にたちそうだ!
漫画のスキルは他にもたくさん!恐れず立ち向かいます!
いやあ、なんだか今ちょっとマニアックというか、勉強みたいな内容になってしまいました。
漫画って絵がうまけりゃいい!みたいに思われがちですが、すっごく色々考えられているんだということを痛感しました。
今回取り上げた「描き文字」然り、作者は色々頭をひねって、いかに読者を楽しませるかを考えているんだなあ。
数日間、絵を描いたというよりも、勉強していた気分でしたw
ただ、
こうやって、ひとつずつスキルを習得していくことが、漫画上達への一番の近道かなと思います!
で、次回も漫画のスキルについて。
ずばり
「効果線」です!!(これも、苦手なんだよね・・・。)
では、またお会いしましょう。
さようなら!
『ドン!!』 表現の幅は無限大!描き文字を極めよ (前編) 『ゴゴゴゴ・・・』
『人生とは、自転車のようなもの。倒れないようにするには走らなければならない』
―アインシュタイン―
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30歳から漫画家をめざしている二児の父、たろX(たろっくす)です。
自己紹介・過去の振り返りも終わったので
今回からは、現在行っている練習や取組みについての記事です。
で、さっそく今回のテーマを。
ズバリ「描き文字」です!
目次
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え?描き文字ってなに??そこからスタートのおっさん。
前回の記事、「絵の素人が1年間頑張った結果!こんなに描けるようになりました!!(後編)」の最後に載せた漫画。
筋トレ後にプロテインと間違えて、焼肉のタレを飲むというくだらいないもの・・・。
あれを描いている最中、自分の中で様々な課題が見えてきたのですが。
その一つが「描き文字」です。
ちなみに、「描き文字」とは、
漫画内で目にする、「ドン!!」とか「ゴゴゴゴゴ・・・」とか「バシュッ!」ってやつです。
↑こーいうの
この「描き文字」って、漫画特有ですよね。
だって、絵画やイラストなんかには使われない表現方法です。
ゆえに、漫画を描く上で、相当重要かつ絶対必要なスキルといえるでしょう。
で、話を戻します。
実際、描いた漫画のなかに、いくつか「描き文字」を描きこんだのですが、
なんか普段目にしているものと違うなあ・・。微妙・・・。
そう感じました。
というか、
「描き文字」って簡単だと思っていたけれど、めちゃくちゃ難しい・・・!
・大きさはどうしよう。
・字体ってどうすればいいの?
・黒く塗りつぶす?白抜きにする?
など、考えることがたくさん。
絵の練習をいくらしたところで、漫画を描くことがうまくなるわけではないことがよくわかりました・・・。
と、すれば、やることは一つ。
「描き文字」のスキルを習得すべく、研究や、考察を重ねました。 (ちょっとだけ)
超人気漫画「ワンピース」1話分の描き文字数は45個!?
「描き文字」について、考えていたわたし。
コツを掴もうにも、何から手をつけていいのかわからない・・・。
んー・・・。
そもそも、
現在、人気漫画の中には、どれくらい「描き文字」が使われているのだろうか?(超少なかったら練習しなくても済むかも・・・。へへへ)
よっしゃ、数えてしまおう。
ということで、
カウントしてみることに。「ドン!みたいな大文字から、サッ みたいな小さなものまで」大小含め全部。
何か大きな成果が得られるのか、はたまた、ただの徒労に終わるのか。
さっそく、コンビニにダッシュ!!
対象年齢の違う漫画雑誌3冊を用意!!
集計開始。
・・・。これはなかなか面倒くさいぞ。
うわ、この漫画描き文字多!!
つかれた・・・。
~早送り~
結果はっぴょ~~~~う!!
①週刊少年ジャンプ No.42
②ヤングマガジン No.13
ジャンプは全漫画で描き文字率3割超!年代が上がるほど描き文字も減少傾向!!
いやあ、めちゃくちゃ疲れました・・・。
でも、個人的には、結構面白い結果が得られたかなと。
さっそく上の結果を考察してみました。
まず、雑誌の対象年齢によって差が顕著でした。
・ジャンプはすべての漫画で、コマ数に対しての「描き文字」の割合が3割超え!
バトル漫画は「描き文字」が相当重要っぽい。描き文字の種類も非常に豊富で見てて楽しい。少年漫画は描き文字命!
ちなみに、ワンピースはバトルシーンが無かったにも関わらず、描き文字が多い!
ワンピース独特の賑やかな感じの秘密はこれだったのか。
・ヤンマガは漫画によって差がでかい。少ないものは極端に少なかった。エロ系はやっぱ擬音が大事。「描き文字」によって想像が搔き立てられる。
・ビッグコミックは最大でも4割。というか、1割切っているのがほとんど。雑誌全体の「描き文字」が少ないから、パラパラめくった印象もジャンプやヤンマガに比べ、落ち着いた感じがした。描き文字のバリエーションもほぼなくて単調。
つぎに、漫画のジャンルによっての違いを考えてみました。
・もっとも、描き文字数が多いのが、やはり「バトル漫画」。青年向けであれ、一般向けであれ、アクションシーンにはやはり描き文字が多い。
特にジャンプは、動きのあるシーンは8割以上「描き文字」が描かれていた。ビッグコミックでも、「デビルマンサーガ」なんかは「描き文字」が結構出てきたので、動き=描き文字は漫画のセオリーですね。
・エロ系の漫画もめちゃくちゃ多い。バトル漫画とは違った擬音が満載でした。やはりエロに音は重要だ(しみじみ)。
・恋愛ものや日常系は動作ではなく、「どきっ」とか「か~~~っ」といった、キャラの気持ちを表すものが多かった。
まとめると、
自分の漫画のターゲット、描きたいジャンルによって「描き文字」の数も使い分けることが重要のようですね。特に少年漫画を描きたい場合は、絶対的に描き文字のスキルが必要。魅力的な描き文字を描く練習が必要かなと。
逆に、大人向けになればなるほど、絵の雰囲気や味が大事。さらにストーリー命って感じか。キャラの表情で魅せる、さらに背景の描きこみも多かった。
大人向けの漫画なのに、描き文字をやたらめったら入れる、
バトルなのに、描き文字が少ないなど、ターゲットやジャンルに対して描き文字数がミスマッチだとイマイチな漫画になってしまう危険があるのかも。
自分の描きたい漫画に合わせて、描き文字をどれだけ描きこむか、色々考える必要がありそうでした。
ただ、
逆にいえば、あえて、ジャンルと描き文字数をミスマッチさせて、他作品と差別化させるのもありなのかな・・・。
以上が、有名漫画の「描き文字」を数えてみて、得られた結果です!
ん~、まあちょっと参考になりました。
これからも暇をみて、数えてみようかなあ。
やっぱやめよ。
↓ワンピース!!!!!!
長くなりそうなので、この辺で。
後編につづきます!!
絵の初心者が一年間描いた結果!こんなに描けるようになりました!! (後編)
『樹木にとって最も大切なものは何かと問うと、
それは果実だと誰もが答えるだろう。しかし実際には種なのだ』
―ニーチェ―
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無謀にも30歳から漫画家を目指しているおっさん!たろX(たろっくす)です。
前回に引き続き、
漫画家になると決めた日からこれまでを、描いた絵とともに振りかえっていきたいとおもいます。
今回は、後編(2016.7~2017.1まで)!
目次
レベル3くらい。すっかり天狗になりました。
2016年6月ごろ。
「知り合いの孫 1歳記念イラスト」を描き上げ報酬を得たわたくし。
さらに、それがわたくしの周囲でほんのちょっぴり評判を呼び、数件イラストの依頼が舞い込みました。
それを描き上げる日々。
ちょっとだけ、いや、結構天狗になっていました・・・。
ふふふ。オレってやっぱ絵うまかったんだな。にやにや。これはもはやプロって言っていいんじゃないの?w
ちなみにそのころ描いていた絵はこちら。(絵を始めて半年くらい。)
ふっ・・。
そろそろ、次のステップに行かないと。
すっかりうぬぼれるおっさん。
自信がついたわたしは、色んな人に絵を見せまくってましたが、誰もが「めちゃくちゃうまいじゃないか!!」 とかなーり褒めてくれたのです。(今思うとお世辞だったのかも)
ふふふ。やっぱな。オレは絵がうまいのだ。ますます鼻が伸びる・・。
次のステージへ!パースとかやってみるおっさん。
すっかり鼻が伸びきった、そんな折、あることを思い出しました。
まだレベル1、インターネットで絵の上達法を漁っていたあの頃。
その際、よくわからなかった絵の技術がいくつかありました。
その一つが、「パース」といわれるものです・・・。正式には、パースペクティブ。
簡単にいうと、この「パース」という手法を使うと、絵に遠近感がでるというか、説得力がますというか・・。
いよいよ これに挑む時がきたのか。
新たな技術習得に燃えるわたしは、さっそくこの参考書を買ってパースについて勉強をはじめました。
これは、なかなかおすすめです。洋物漫画で、しかもちょっと古い感じだけど、まあまあわかりやすい。星4くらいかしら。
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ん~・・。ふむふむ。
ほうほう。
正直なところ、割とすんなり理解できました。いや、理解できた気になっていました。
次にやることは、当然、「パース」を使った絵を描くということ。
まあ、余裕っしょ。的な甘い考えで、本で培った技術をもとにさくさくっっと描いた結果。
それがこんな感じ。あまりにひどいのは捨ててしまっていました。(現在2016年8月くらい)
・・・。
うーん。ダメだ。わかったようで、わかっていなかった。
こうこう、こういう時はどーするんだ?など疑問が続出。
技術書を読むことと、実際にやってみるとではここまで違うのか
ここで、天狗になっていたわたしの心が折れかけました。描けるはずだったのになあ。
しかし、もっとうまくなりたい、その一心で、パースについて勉強をしました。
むずかしい・・・。
丸や線と違って、すぐにうまくなったり、結果がついてこないことにイライラ。
わかった気になって、描いて、やっぱり描けなくて、調べて・・・・を繰り返す。
まあ、そんなこんなで、しばらく練習をつづけた結果、なんとかかんとか納得する絵が描けました。気づけば8月後半です。
それがこちら。
「パース」を意識した絵にしては、めちゃくちゃ初歩的というか基本的。いわゆる一点透視図法というやつを使いました。(手前のギャルでかすぎた)
このころのわたしには、これが精一杯。(今も全然大したことないけどね)
楽しくない・・・。描きたくない・・・。スランプ突入!?
「パース」について取り組むおっさん。そのほかにも、
・陰影のつけ方 ・色の塗り方 ・構図
などなど、絵について、参考書やインターネットで読み漁っては、実践的に描く日々。
合間をみて、模写だ!模写!
30秒ドローイングもやってみよう!
・・・。
んー。
あんまりうまくならないな・・・。
この参考書、描いてあることがさっぱりわからない・・・。
なんか、全然楽しくない。
この頃、楽しく描くとか、好きに描くということがまったくできなくなっていました。
技術的なことや絵の整合性など、うまく描くということばかりに気を取られるように。
インターネットのうまい絵を見て、自分との違いに凹む日々。
まあ、それは今もだけど。
そんなこんなで、9月、10月とだら~っという感じで過ぎていきました。
心身共に疲弊していき、だんだん絵を描くのがおっくうに。
というかただめんどくさくなっただけ
鼻はポッキリ折られ。前のグータラしたおっさんに・・。
そんなこんなで、 気付けばもう、2016年11月に突入。
はあ~。
一時あった絵の依頼も、この頃には、パタリとなくっていました。ビギナーズラック期間が終了したということです。伸びた鼻もポッキリと折られました。
技術的なことは難しいし、ネットの絵みたいにうまく描けない。
何より描いていて楽しくない。模写も飽き飽きだ・・・。ちぇ。
・・・。
あ!そういえばわしって漫画家志望じゃん!!
もう漫画描ける頃合いじゃね?
ってな具合に、背伸びして1・2ページのオリジナル漫画なんかを描こうにも、まったく描けない。
絵の練習をしてはいたものの、当初の目的である漫画の練習なんてまだまだ先の話だと思って、まったくやっていないのだから当然。
こんなことを繰り返し、どんどん真剣に絵を描かなくなるわたし。
前なら3時間描くところ、30分ほど手癖で落書きを描き、
ビール飲んじゃお!とか
今日は仕事で疲れたから寝よ!とか。
こんな風に前の自分に戻りつつある日々・・・。
心の中に、
「絵で食っていくなんて無理に決まっている。」
そうつぶやく自分が、見え隠れし始めているのを、感じておりました。
しかも、最悪なことに、
ちょうどこの時期、デッサン教室の契約更新が重なりました。
めんどくさいからという理由で更新せず、どんなに怠けていても、2週に1回強制的に訪れてくれていた貴重なデッサン時間を自ら捨て去ってしまいまったのです・・・。
漫画家の魂をみた。ジャンプ流。やっぱりプロってすごいよ。
このままではいけない。そう心の中では思っているが、体や気力がついてこない。
絵描くのやめようかな・・・。
絵を始めた頃の「なんとしてでもうまくなってやる!」といった熱量がドンドンと失われており、腑抜けなわたし。ただ、一日も休まずに描くという誓いだけは、かろうじて守っていました。
そんな気分のまま、2016年12月・・・。
そんな時、本当にひょんなことから、あるものに出会いました。
「ジャンプ流」というDVD付き分冊講座です。
ジャンプの名立たる先生たちが、どういった風に漫画を描いているのか、どのような思いで日々漫画に向き合っているのかを実際に作画している様子と合わせて、インタビュー形式で語ってくれます。
これから漫画家を目指す人に向けての、ジャンプからの熱いメッセージが詰まっています。
みんなも買おう!!
※宣伝はこのくらいにしてw
絵を描き始めて、これまでのわたしは、こういった類の物は一切見ないようにしていました。
何故か?
はっきりいって、観るのが怖かったのです。
プロの作画風景や絵の描き方をみると、あまりにも自分と差がありすぎて、立ち直れないのではないか、と。
さらに、多くの作家先生は、10代の頃からバリバリ描いており、
若くから描いていないと漫画家にはなれない!
そういう事実を突きつけられるのではないか、と。
しかし、
絵に対してもやもやしていた自分は、鳥山明先生のジャンプ流を手に取りました。
「これを観て、本気で無理だと感じたら、漫画で食っていきたいとか言うのをやめようかな・・・。」
そんなことを考えながら、ジャンプ流を購入したのでした。
これがまた、運命の分かれ道だったのかも。
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夜、家族が寝静まった後、一人でDVDをみるわたし。
・・・。
すごい。すごすぎる。
アタリとかなしで、いきなり描いていく鳥山神。
・・・。
初めて、プロの作画風景をみるわたし。目が釘付けになる。
スーパートリヤマアキラゴッドですよ。
観終わる。
・・・。
もう一回観よう。
すごいな。こんな風に描けたらなあ・・。
気付けば3、4回繰り返し観ていました。
で、そのDVDの中に、鳥山先生が初めて描いた漫画がチラッと出てくる。
うまいけど、とんでもなくうまいというレベルではなかった。
やっぱ、鳥山先生でもへたくそな時期はあったんだよなあ。なんだが飄々としてて天才とかいわれているけど、めちゃくちゃ努力したんだろうな。
それはもう、描いて、描いて、描きまくったんだろうな・・・。
絵で生きていくってこういうことなんだよな・・・。
絵を描いている自分には、この凄さがわかる。
・・・・。
‘はっ” としました。
はるか彼方、地平線の向こう、鳥山神の背中なんてかすんで見えないけど、自分も、同じフィールドに立っていたんだと気が付きました。
ここまで、折れずに、毎日毎日絵を描いていたからこそ、
仕事で疲れていて眠くても、家族サービスで遠くに出かけても
1年近く、休まずに描き続けたからこそ!
こう感じることができているんだと。
わたくしの中で何かが変わりました。 魂が、再び熱を帯び始めたのです。
やっぱり物事のきっかけというのは、ささいなもの。
プロに学べ!絵を描いて生きていくとはこういうことだ!!
他の先生のジャンプ流DVD、井上雄彦先生の仕事の流儀、キングダム作者 原先生の情熱大陸などなど 。
本当のプロの仕事っぷりを見漁り、ますます熱くなっていくおっさん。
すげー!かっこいい!!こうやって描くのか!
スランプだと?下手くそのくせに何を言っていやがる。
もともとそんなにうまくねーだろ。そんなこと言う暇があったら、○と-でも描いとけ!!
絵に真剣に向き合っている方々から、そう言われている気がしました。
調子に乗っていた自分。
上手いと思い上がり、なぜ描けないんだと勝手に凹んでいた自分。
自分で自分を追い込み、あげく絵から逃げていたのです。
そんな自分を恥じました。
同時に、これではいけない、もっとうまくなりたい!もっと素敵な絵が描きたい!
こうして、なんとかかんとか、初心を取り戻すことができたのでした。
・・・。もう、にげねえ。
キュピーン☆(きもい!!
ついに2017年1月1日がやってきた!!1年富士を登り切ったぞ!!
以前のように、バリバリ描くわたし。模写でもオリジナルでもなんでもござれ!
下手でもともと。頑張ればいい!!
絵を描いて生きるというよりも、やっぱり漫画家になりたい!と明確に思うようにもなりました。
そして、パースや陰影などの技術はもちろん大事だけど、こだわりすぎて袋小路に迷い込まないようにしようと意識するように決めました。(もちろんこの先も勉強はします。)
そんなこんなで、
気が付くと2016年も終わり、2017年がやってきたのです。
・・・・。
い、1年間、絵を描き続けた・・・。紆余曲折あったけれど、やり切った・・・。
これまで、何をやっても長続きしなかった自分。そんな人間がまさか・・・。
今までの人生の中で、一番頑張った一年といってもいいのではないでしょうか。(いままで、どんだけ自堕落だったんだよ!www)
やると決めたことを、継続してやりきる。
自分のなかで、ものすごく自信がつきました。人間やれば何でもできるのではないか。大袈裟かw
ただ、この絵の取り組みが、仕事にもプライベートにも、とてもいい影響を与えている気がしています。
1年前は何にもなかった自分。
誇れること、心から好きだといえること。
・・・。
ただ、今ならはっきり言えます。
絵を描くのが大好きです!!
1年やり通せた自信を実感し、静かに、わたしは心に決めました。
何年かかったとしても、プロの漫画家になるぞ!
え?下手くそだから無理って?
…
下手なら描かねば!!
FIN
・・・。
いやあ。お恥ずかしい。
調子に乗って、長々と書きすぎてしまいました。いや、長すぎてほんとごめんなさい。
こんな駄文、乱文、散文をここまで読んでいただき、本当にありがとうござます!
なんとかかんとか、ざっくりとですが、1年間の振り返りができたかなと。
ちなみにちなみにですが、これが2017年1発目に描いた絵。今年成人式を迎えた義妹に送った絵です。
で、さらに2ページの超簡単な漫画も描きましたw
こちらです。
いっちばん最初に描いたものよりは幾分か上手くなっていませんかね。ははは・・・。(良しとしよう。)
で、今後のブログの内容ですが、
リアルタイムでやっていることをベースに色々書いていくことになると思います!漫画描きましたーとか、こういう技術を勉強しましたー的な。
で、それらをブログでまったり発信していけたらなあと。
それでは、第4回でまた会いましょう!
さようなら。
絵の初心者が一年間描いた結果!こんなに描けるようになりました!! (前編)
『自分自身を信じてみるだけでいい。きっと生きる道が見えてくる。』
―ゲーテ―
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どうもたろXです。30歳から漫画家を目指している者です。
さっそくですが。
絵の初心者のわたしが、約1年間でどれほど描けるようになったのか。
描いた絵を交えながら紹介していきます。
そもそも、何故絵を描くことになったのか?未見の方は、是非こちらから。↓
※2018.1更新(挿絵の一部差替)
目次
- 漫画家になる!!いっちばん最初に描いた絵はこれ
- レベル1で魔王とエンカウント!瞬殺される
- インターネット漁り!「絵 上達 コツ」で検索しまくる。
- レベル上げの方法!とにかく模写をしまくれ!?
- 絶望!!模写すらまだ早かった。― と ○ を描きまくれ!!
- 絵に没頭。ちょっとずつ描くのが楽しく。
- 漫画1ページを模写したり、デッサン教室に行ったり。どんどんレベルが上がりはじめた!?
- 2016年6月!絵の依頼が舞い込む!?
漫画家になる!!いっちばん最初に描いた絵はこれ
早速ですが、下の画像から
今(2017年2月)から約1年前、2016年1月1日。
漫画家を目指すと決めた日に、いきなり描いたものです。
スケッチブックにサインペンで描きました。
・・・・( ˘ω˘ )
くっそ下手だ!!!
なにを隠そう。
無謀にもいきなり漫画を描き始めてしまったのですw
漫画家になろう→漫画描こうってな具合に。四コマ漫画の次は長編に挑戦。
レベル1で魔王とエンカウント!瞬殺される
四コマを描き上げたあと。
つぎは、長編漫画の制作にとりかかりはじめました。
絵や漫画を描くことに関してまったくの無知、道具もマジックやボールペンといったオフィス用品しかない状態で・・・。
その時の様子↓
「よっしゃ。とりあえず、おっさんにバトル漫画とかファンタジーみたいな王道はきついやろ。
さすがに少年ジャンプは卒業やで」
「描くなら現代のヒューマンドラマ!!どうしようもない若者が成長していくような・・・・」
「まずは、キャラづくりや!こういう顔で、髪型はこうや!」
ドン!!!
これがワイの漫画の主人公や!!!!
・・・・。
・・・。
・・・・orz
くっそ下手だ!
絶望。
絵描きレベル1のわたしは、無謀にも、いきなり魔王に挑戦しめでたく瞬殺されたのでありました。
インターネット漁り!「絵 上達 コツ」で検索しまくる。
魔王に瞬殺されたおっさんはちょっと作戦を変えました。
さすがに【ガンガンいこうぜ】は無理がありましたね。
今の時代、なんでもインターネットで手に入ります。
モノでも、情報でも一瞬で手に入る時代!
いい時代になったものだ。
フフフ。
絵がすぐにうまくなる情報なんかも当然でてくる。はず!
「これでわしも漫画家の仲間入りやで!!」
さっそく【絵 上達 コツ】このキーワードで検索をかけました。
出てきたのはこちら
-
うまい絵の模写をたくさんする
-
実物を見ながらひたすらデッサンをする
-
下手でもあきらめずに、死ぬ気で描く
- すぐにうまくなるわけねーだろボケ!!
・・・orz
淡い期待を粉々にくだかれたのでした。当たり前か・・・。
そもそもそんな簡単に絵が描けるようになるなら、みんな絵描きになってるっちゅー話だ。
これを期にコツコツ練習しようと心に決めたのでした・・・。
このとき、これから1年間毎日絵を描くことを決意しました。
レベル上げの方法!とにかく模写をしまくれ!?
絵の上達について情報収集していたなか、多くのインターネットサイトで謳われていたことがありました。
模写の重要性です。
エミネムさんも言っていました。
絵を描くうえで究極の訓練方法。これだけ多くのサイトで紹介されているのだから鉄板なのでしょう。
とにかく、模写を毎日やろうと心に決めました。
模写か・・・。
昔からオリジナルな絵を描くのは好きだったけど、模写は大っ嫌いだったことを思い出しました。こういう人、多いのではないでしょうか。うまく描けたためしがないんだもの。
こちらが最初のころに描いた模写。
だめだ。模写も下手。ほむらちゃん不細工。
というか、線すらまっすぐに引けないではないか・・・。
これまでのわたしなら、確実にここで折れていました。やーめたって。
けれど、不思議と今回は持ちこたえることができたのです。
ここ、結構運命の分かれ道だったと思いますね。
絶望!!模写すらまだ早かった。― と ○ を描きまくれ!!
模写の重要性を謳っているサイトはほんとに多いです。
しかし。
見て描く=簡単 ではまったくないんですよね。
模写は究極に難しい・・・。最近はそう思っています。
ああ、自分は模写すらろくにできないのか・・・
そんなとき、実行したのがこれです。
そうです。線と丸を延々と描きつづける。
延々と・・・。ノート一冊 ○とー で埋め尽くす。めんどくさいだけで簡単そうでしょ?
いやいや、めちゃ難しい。線がゆがむゆがむ。
線すらまっすぐ描けないなんて自分が情けなくなりましたね(;'∀')
ただ、ひたすらに描きました。一心不乱に○と―を描き続ける。
模写と違って、自分の下手な絵を見なくて済む分、精神的には結構楽でしたが。
・・・。
一週間、毎日、描きつづけた結果。
あれ、線、結構まっすぐに引ける!?丸もあまり歪まない!?
そんな折、もう一度模写にチャレンジしてみました
すると、どうでしょう。前よりかは幾分マシに描けるのです。(これマジ)
なんか、ペンが手になじむというか、手がプルプルしないというか。(やってみて)
レベルが1.5くらいになった気がして、すごくうれしかったのを覚えています。
※絵を始めたばかりで、あまりに下手で凹んでる方。是非○と―からスタートしていただきたい※
絵に没頭。ちょっとずつ描くのが楽しく。
それからというもの、模写、線と丸、落書きなどなど、暇さえあれば絵の練習に没頭していきました。
ベルメゾンチャレンジ(生活用品カタログを100カットひたすら模写る)なんてのもやりました。
もちろんhitokakuも参考に。お茶を用意してね。
ほんのちょこっと自信を取り戻し、絵を描く道具や参考書についても意識するように。
そして、とりあえず、お小遣いをはたいて以下を買い揃えました。
・Gぺん ・ケント紙 ・定規各種 ・デッサン用の鉛筆 ・コピック ・参考書 などなど
ハムとすぐに上手くならないは鉄板。
道具を揃え、ますます調子づく自分!これはなんだかいけそうだと思い始めたのでした。
漫画1ページを模写したり、デッサン教室に行ったり。どんどんレベルが上がりはじめた!?
“継続は力”という言葉は本当でした。
あんなに嫌いだった模写も、3~4か月も描いているとこれくらい描けるようになってきました。自分でも成長が嘘みたい。
(まあ、もともとうまかったからな。なんて増長もしてました)
そう、大好きなドラゴンボールを1ページまるまる模写したりするようになったのです。
こうなってくると絵を描くことがめちゃくちゃ楽しい。
「見本を見て描く」ということが上手になってくるとすごく自信がつきます。すっごく絵がうまくなった気がしてくるよ!(元絵がうまいからね)
さらに描き続けることにより、ペンのタッチというか、線が明らかに変わってきます。ペンが走る走る!
Befor After
そんなこんなで、さらに「絵」について興味や関心がでてきて、純粋にもっとうまくなりたい!
そういう思いが強くなってきた頃。(漫画を描くより絵を描きたい時期)
簡単なデッサン教室(カルチャーセンター的なもの)に2週に1回いくようになり、多角度的に絵を学ぶようになってきいきました。
ちなみにデッサン教室ときくと、ひとつの対象に向かってみんな超真剣に描いてる風景を思い浮かべる人も多いはず。こんな感じ。
でも実際は違いました。
デッサン教室といいながら、水彩画を描く人、油絵を描く人、イラストを描く人などさまざま。現にデッサンをやっていたのは私だけでしたw
ただ、先生からきちんとアドバイスや駄目出しはもらえますし、それぞれが真剣に描いているので絵を描く場としては非常に有意義かと思います。
年齢も様々(大学生から60代まで)、男女比はちょっと女性が多いくらい。実力も様々で下手でも別に平気な感じ。よくもわるくも自由に絵を描く感じでしたね。
※本音はもうちょっとガチな感じがよかった※
ちなみに、デッサンは苦手ですw
2016年6月!絵の依頼が舞い込む!?
絵の練習に明け暮れ、気づけば2016年も6月に。そんなある日のこと。
義理の母がある日、こういう依頼を持ってきました。
知り合いの孫の、1歳の誕生日記念に絵を描いてくれない?というもの。
あなた、最近、絵めっちゃ描いてるからいけるでしょ?的な感じで。
ちょ!まじかよ。
人に絵なんて描いたことねーよ!!家族ならまだしも、他人様になんて無理だよ!
内心そう思いながらも、
これは大きく成長するチャンスなんじゃないか?
同時にそう思いました。
どこかのサイトでは絵の上達の一番の近道は人に見せることって謳われていましたし。
期待と不安が入り混じるなか、人生で初めて、人に贈るための絵を描くことを心に決め、
さっそく、「義母の知り合いの孫君1歳記念イラスト」にとりかかったのでした。
これまでが練習期間だとすると、はじめての本番という感じか!
絵の練習は結構してきたものの、本格的に作品を描くというのは初めての経験・・・。
すべて自分で考えなくてはならない。
6月生まれ。1歳の誕生日。その子の性格。
などなど
これらを考えながらコンセプトとかテーマを決めて、絵を描いていく。
・・・。難しい。模写とはまったく違う。しんどい。
途中投げ出しそうになりながらも、なんとかかんとか、下絵が完成。
ここからは、色を付けていくわけですが、昔っから色塗りがほんとに苦手でした。手元にあるのは、コピックと色鉛筆とポスターカラー。
で、慣れない色塗りに苦戦しながらなんとか進めていく。
・・・・。
仕事が終わってから、夜中まで描くこと、1週間くらい?。
全身全霊を込めた絵がこちら。わたしの処女作が完成しました。
いかがでしょうか。
実は自分では結構気にいっています。ちなみに色々自分なりに絵のコンセプトがありまして。
・呉服屋のお孫さんなので和服に。
・一歳なのでお餅を背負っている。
・菊の花は、見守ってくれる家族を表している。
・荒波はこれからの人生を表している。(いいことばかりではなく、つらいこともあるという意)
・波の後ろの毬。毬はまるまると大きくなるという意味があるらしく、荒波を超えて大きく成長してくださいという思い。
・後ろの太陽は、未来は明るいよという希望。
などなど。
で、義母から、その方にイラストを渡した結果、
めっちゃくちゃ、喜んでくれたそうな。
しかも、報酬として¥5000をいただくことができました!
これは、もう、なんというか、率直に、感動しましたね。
レベル1だったあのころ、丸と線ばかり描いてた日、
ほんの数か月しか絵に打ち込んではいないけれど、ほんとにあきらめずに頑張ってよかったなあと思いましたね。
その後、ほんのちょこっとだけ、身内のまわりでその絵が評判を呼びまして、数件ですが、絵の依頼がつづきました。
ありがたい。
・・・。
というわけで、
ここまでが大体2016.1.~6月くらいとなります。かなりざっぐりとですがどのような取り組みをしてきたのか、わかっていただけましたでしょうか。
長くなりましたので、続きは別の記事に。
ここまで読んでいただきほんとにありがとうございました!
後編(2016.7~2017.1)につづきます!!
是非是非コメントなんかも頂けると、大変うれしいです!!
励みになります。